ティグラウンドな話
持ち球はプッシュドローです。
ここ1年でティグラウンドでの目標の取り方を変えたことで
フェアウェイキープ率が20%ほど上がりました。(40→60%へ)
もちろん、クラブやスイングの影響もありますが、ティグランドの使い方だけで
確実にフェアウェイキープ率が上がります。
イメージとしては、右に打ち出してそのままドローで戻ってきても良いし、
戻ってこなくても良いしという感じ。
そもそも、所詮はアマチュアなので、完璧なストレートボールや、
ドロー、フェードで100%目標に戻って来る球が打てる保証はないのです。
なので、アマチュアは保険をかけながらフェアウェイをキープしていくことが大事です。(プロもそうだと思いますが)
その保険の一つが、ティグランドの左から構えて、フェアウェイの左サイドを狙います。そして、打ち出し方向はフェアウェイセンターの意識です。
ドローなのに左のフェアウェイ狙いというのは、かなり気持ち悪いのですが、
実はこの狙い方、最近の大型ヘッドの特性でもある、勝手に捕まってくれるヘッドとの相性とは抜群なのです。
ボールを捕まえるのと、ボールを逃すのは、圧倒的に捕まえる方が難易度が高いです。
特に460CCヘッドで特にシャローフェースのモデルは、ヘッド操作が難しく、
ちょっとでも捕まえ加減が強くなると、一気にヘッドが返り、フックします。捕まえ加減の微調整は至難の技なのです。
ですので、ここはあえて、ボールを逃すことをベースにフェアウェイを狙うのが今のトレンドだと思っています。
クラブの自然なターンで捕まればフェアウェイの左、逃がして戻ってこなければフェアウェイセンター。
完全にすっぽ抜けでもフェアウェイの右サイド。
このように意識するだけでかなり保険はかかっています。
更なるメリットとしては、左を狙っているので、体の左サイドに余裕があり、
左に振り抜きやすい=左腰のロック(腰が回らない)によるチーピンや強烈なフックが
出る確率がグンと下がります。
そうすることで、強振しても案外フックは出ないものなのです。
逆にティグランド左から、フェアウェイ右サイドに目標に取ると、
かなりの確率でフックしすぎます。やはり左腰がロックする確率が高く、
また、スタンスに対し右へ振り抜きやすいため、フック回転がかかります。
今のドライバーは低スピンですので、バックスピンに対しフックスピンの割合が高くなり、結果、浮力のないままチーピンという形でドロップボールを打つことになります。
なので、フェアウェイキープ率を上げたい方で、
かつドローヒッターの方にお勧めしたいティグラウンドの使い方でした。